会社員として働きながら副業をしている場合、副業による所得(収入から経費を引いた金額)が年間20万円を超えると確定申告が必要です。申告を怠ると、後から追徴課税や加算税が発生する可能性があるため、副業を始めたタイミングから収支を記録しておくことが重要です。
クラウド会計ソフトを使うメリットは、確定申告書類の作成が大幅にラクになるだけでなく、日々の収支を可視化することで無駄な経費や副業の利益率を把握しやすくなる点にあります。Excelでの管理も可能ですが、確定申告書との連携や銀行・クレジットカードとの自動連携を考えると、クラウド会計ソフトの導入が圧倒的に効率的です。
| 比較項目 | freee | マネーフォワード |
|---|---|---|
| 月額料金(最安プラン) | 1,078円〜 | 990円〜 |
| 確定申告書の作成 | ◎ ガイドが丁寧 | ○ |
| 銀行・カード連携 | ◎ 自動仕訳が強力 | ◎ 連携数が多い |
| 初心者向け | ◎ | ○ |
| 簿記知識不要度 | ◎ 知識ゼロでOK | △ 少し知識があると使いやすい |
| スマホアプリ | ◎ | ◎ |
| レシート読み取り | ◎ 精度が高い | ○ |
| 無料トライアル | 30日間 | 1ヶ月間 |
freeeの最大の特長は、確定申告書の作成をステップ・バイ・ステップでガイドしてくれる点です。初めての確定申告でも迷わず進められます。
確定申告の経験がない方にはfreeeをおすすめします。「取引を登録する」→「確定申告書を作成する」という流れがわかりやすく、簿記の知識がなくても使えるように設計されています。
一方、マネーフォワードは連携できる金融機関の数が多く、副業収入が複数のプラットフォームから発生する方や、すでにマネーフォワードの家計簿アプリを使っている方に向いています。
筆者の経験では、副業を始めた最初の年にfreeeを使い、確定申告書の作成まで迷わず完了できました。「借方・貸方」などの会計用語がわからなくても、freeeは「この取引は何のためのお金でしたか?」という自然な質問形式で仕訳を進めてくれるため、会計初心者でもストレスなく使えます。
Q. 副業収入が20万円以下でも会計ソフトを使う意味はありますか?
A. はい、十分な意味があります。20万円以下でも住民税の申告は必要なケースがあります。また、副業収入が今後増加したときにすでに記帳の習慣がついていると、確定申告の作業がスムーズになります。早い段階から使い始めることで、自分の副業の収益状況を把握でき、どの案件が利益率が高いかなどの分析にも役立ちます。
Q. freeeとマネーフォワードを途中で乗り換えることはできますか?
A. 乗り換え自体は可能ですが、過去の取引データをそのまま移行することはできません。年度の途中で乗り換えると、その年の確定申告が複雑になる可能性があるため、乗り換えるなら新しい年度が始まるタイミング(1月)が最も適しています。最初に慎重に選んで、長期的に1つのサービスを使い続けることをおすすめします。
Q. クラウド会計ソフトを使えば税理士に依頼しなくていいですか?
A. 副業収入のみで、収入源がシンプルな場合(ライティング・アフィリエイトなど)であれば、freeeやマネーフォワードを使えば税理士不要で確定申告を完結できます。ただし、副業収入が年間300万円を超える場合や、法人化を検討している場合、不動産収入がある場合などは税理士への相談をおすすめします。クラウド会計ソフトのデータを税理士と共有できる機能もあるため、必要になったときに連携しやすい点も利点です。
副業初心者はfreee、コスト重視または金融連携を重視するならマネーフォワードがおすすめです。どちらも無料トライアルがあるので、まず試してから決めましょう。確定申告は後回しにするほど大変になります。副業を始めた今月から記帳を習慣づけることが、来年の自分を助ける最善の行動です。