2026年3月 | クラウド会計
freee vs マネーフォワード比較|副業サラリーマンの確定申告に最適はどっち?
副業を始めると避けられないのが確定申告。freeeとマネーフォワードクラウドは2大クラウド会計ソフトですが、副業者にはどちらが向いているのでしょうか?実際に両方試した結果をまとめます。
こんな人におすすめ
- 副業収入が年間20万円を超えそうで、確定申告が初めての人
- 簿記の知識がなく、会計ソフトを使うのに不安がある人
- 毎年2〜3月の確定申告時期に領収書の山を見て頭を抱えている人
- クレジットカードや銀行口座が複数あり、収支の把握が大変な人
- 副業収入の源泉が複数あり(ライティング・アフィリエイト・物販など)整理したい人
副業と確定申告の基礎知識
会社員として働きながら副業をしている場合、副業による所得(収入から経費を引いた金額)が年間20万円を超えると確定申告が必要です。申告を怠ると、後から追徴課税や加算税が発生する可能性があるため、副業を始めたタイミングから収支を記録しておくことが重要です。
クラウド会計ソフトを使うメリットは、確定申告書類の作成が大幅にラクになるだけでなく、日々の収支を可視化することで無駄な経費や副業の利益率を把握しやすくなる点にあります。Excelでの管理も可能ですが、確定申告書との連携や銀行・クレジットカードとの自動連携を考えると、クラウド会計ソフトの導入が圧倒的に効率的です。
2サービスの基本比較
| 比較項目 |
freee |
マネーフォワード |
| 月額料金(最安プラン) |
1,078円〜 |
990円〜 |
| 確定申告書の作成 |
◎ ガイドが丁寧 |
○ |
| 銀行・カード連携 |
◎ 自動仕訳が強力 |
◎ 連携数が多い |
| 初心者向け |
◎ |
○ |
| 簿記知識不要度 |
◎ 知識ゼロでOK |
△ 少し知識があると使いやすい |
| スマホアプリ |
◎ |
◎ |
| レシート読み取り |
◎ 精度が高い |
○ |
| 無料トライアル |
30日間 |
1ヶ月間 |
どちらが副業者に向いているか
✅ freeeが向いている人
- 確定申告が初めて
- 簿記の知識がない
- ガイドに沿って進めたい
- レシートをスマホで管理したい
- 専業・副業問わず自営業を始めたばかり
✅ マネーフォワードが向いている人
- コストを少しでも抑えたい
- 銀行・カードの連携口座が多い
- 家計簿アプリも併用したい
- 副業収入が複数ある
- ある程度の会計知識がある
freeeを使った確定申告の流れ
freeeの最大の特長は、確定申告書の作成をステップ・バイ・ステップでガイドしてくれる点です。初めての確定申告でも迷わず進められます。
- 口座・カードを連携する:銀行口座やクレジットカードをfreeeに登録すると、取引履歴が自動で取り込まれる
- 取引を確認・仕訳する:自動取り込みされた取引に対して「収入」「経費」などのカテゴリを設定する。AIが自動提案してくれるため、ほとんどはクリックするだけ
- 経費のレシートをスマホで撮影する:外出先でもスマホアプリからレシートを撮影して登録できる
- 確定申告書を自動作成する:年間の収支が入力されていれば、確定申告書(青色申告・白色申告)を自動で作成してくれる
- e-Taxで電子申告または印刷して郵送する:マイナンバーカードがあればe-Taxで電子申告が完結する
副業初心者には freee がおすすめ
確定申告の経験がない方にはfreeeをおすすめします。「取引を登録する」→「確定申告書を作成する」という流れがわかりやすく、簿記の知識がなくても使えるように設計されています。
一方、マネーフォワードは連携できる金融機関の数が多く、副業収入が複数のプラットフォームから発生する方や、すでにマネーフォワードの家計簿アプリを使っている方に向いています。
筆者の経験では、副業を始めた最初の年にfreeeを使い、確定申告書の作成まで迷わず完了できました。「借方・貸方」などの会計用語がわからなくても、freeeは「この取引は何のためのお金でしたか?」という自然な質問形式で仕訳を進めてくれるため、会計初心者でもストレスなく使えます。
IT導入補助金でfreeeを実質無料で導入する方法
freeeはIT導入補助金の対象ツールです。中小企業・個人事業主であれば、導入費用の最大50%(上限あり)を国が補助してくれます。副業が軌道に乗って個人事業主として開業した方は、ぜひ活用を検討してください。
📋 IT導入補助金の申請ステップ
- gBizIDプライムを取得する:補助金申請に必要な事業者向けIDを取得(無料・約2週間)
- SECURITY ACTIONを宣言する:情報セキュリティ対策の自己宣言(無料・5分で完了)
- freeeのIT導入補助金申請ページから申し込む:freeeが認定ITツールとして登録済みなので、専用ページから申請できる
- 交付決定後にfreeeを契約・支払いする:必ず交付決定通知を受けてから契約すること(先払いすると補助対象外になる)
- 実績報告して補助金を受け取る:導入後に実績報告書を提出し、補助金が振り込まれる
副業から個人事業主に移行するタイミングでfreeeを導入すれば、会計ソフト代を大幅に節約できます。詳細はfreeeのIT導入補助金特設ページを確認してください。
注意点・使う際に気をつけること
- 副業収入は発生した都度記録する習慣をつける:確定申告直前にまとめて入力しようとすると、記憶が曖昧になり正確な申告が難しくなります。月1回程度の定期的な記帳が理想です。
- 経費として計上できる範囲を把握する:副業に使ったパソコン・通信費・書籍代などは経費になりますが、プライベートとの按分が必要な場合があります。税務署に指摘されないよう、業務利用分のみを計上しましょう。
- 青色申告と白色申告の違いを理解する:青色申告は最大65万円の特別控除が受けられますが、複式簿記での記帳が必要です。freeeは青色申告にも対応していますが、開業届の提出が前提となります。
- 無料トライアル期間中に使い心地を確認する:freeeもマネーフォワードも1ヶ月程度の無料トライアルがあります。実際に銀行口座を連携して使ってみてから判断しましょう。
よくある質問(Q&A)
Q. 副業収入が20万円以下でも会計ソフトを使う意味はありますか?
A. はい、十分な意味があります。20万円以下でも住民税の申告は必要なケースがあります。また、副業収入が今後増加したときにすでに記帳の習慣がついていると、確定申告の作業がスムーズになります。早い段階から使い始めることで、自分の副業の収益状況を把握でき、どの案件が利益率が高いかなどの分析にも役立ちます。
Q. freeeとマネーフォワードを途中で乗り換えることはできますか?
A. 乗り換え自体は可能ですが、過去の取引データをそのまま移行することはできません。年度の途中で乗り換えると、その年の確定申告が複雑になる可能性があるため、乗り換えるなら新しい年度が始まるタイミング(1月)が最も適しています。最初に慎重に選んで、長期的に1つのサービスを使い続けることをおすすめします。
Q. クラウド会計ソフトを使えば税理士に依頼しなくていいですか?
A. 副業収入のみで、収入源がシンプルな場合(ライティング・アフィリエイトなど)であれば、freeeやマネーフォワードを使えば税理士不要で確定申告を完結できます。ただし、副業収入が年間300万円を超える場合や、法人化を検討している場合、不動産収入がある場合などは税理士への相談をおすすめします。クラウド会計ソフトのデータを税理士と共有できる機能もあるため、必要になったときに連携しやすい点も利点です。
まとめ
副業初心者はfreee、コスト重視または金融連携を重視するならマネーフォワードがおすすめです。どちらも無料トライアルがあるので、まず試してから決めましょう。確定申告は後回しにするほど大変になります。副業を始めた今月から記帳を習慣づけることが、来年の自分を助ける最善の行動です。
💡 IT導入補助金でfreeeを導入する方法も